今回は、開業準備をしながら失業手当を
受給するにあたっての失敗？（後悔）を
含めた体験談です。
私は、退職する前に失業保険について
よく調べていなかったため、少し損を
したと感じています。
退職前の給与やアルバイトの有無で
支給額が変わるので全員に当てはまる話
ではないですが、これから退職し結婚
される方の参考になれば幸いです。
失業手当申請のタイミング
会社にもよりますが、
だいたい退職後2週間に離職票が届きます。
離職票とその他必要書類を持って
自宅エリア管轄のハローワークへ向かい
申請を行います。
これが最初の申請日となり、
そのあと7日間は待機期間があります。
待機期間が明けた後(申請より7日後)
が最初の認定日となります。
失業手当受給中は認定日が月に1回ほど
あるのですが、この認定日には
必ずハローワークに行かなければなりません。
気を付けていただきたいのが、原則
この認定日は動かすことができません。
(身内の冠婚葬祭等は除く)
私は、認定日付近で友人の結婚式があり
地元に帰る予定でした。
事情を説明し、ハローワークの職員に
認定日をずらしてもらえないか
聞いてみましたが認められませんでした。
そうなると、最初の申請から
やり直しです。
7日後にハローワークに行ける日から
逆算して、最初の申請のために
ハローワークへもう一度行き、
さらにその7日後の認定日に
またハローワークに行くという
無駄を踏んでしまいます。
失業保険受給の仕組みを詳しく調べて
いなかった私は、結局退職～申請に
およそ1か月もかかってしまいました。
自営業開始予定で失業保険を申請できるのか？
失業手当は基本的に再就職を前提と
しており、自営業準備のための退職では
給付できないとされています。
そのため、失業手当を申請・受給して
いる間は、給付制限中も含めて
月に１～２回求職活動をする必要があります。
実際に行った求職活動
私が実際に行った求職活動は2つ
- ハローワークでの求職相談
- 求人サイトからの応募
ハローワークでの相談は3分ほどで
終わります。
認定日には必ずハローワークへ行くため
そのついでに就業窓口相談で希望条件
などを少しお話すればOKです。
②の求人サイトで応募については、
ネットで履歴書を登録して簡単に応募
できるので、それを実績として
提出していました。
書類審査が通らなくても活動の記録
にはなりますし、自分の経歴と
応募した会社がマッチしているかなど
確認されることもありません。
自営業の意思とみなされるもの
自己都合で退職した場合
待機期間が2か月、給付期間90日と
なることがほとんどのため失業手当を
満期で受け取った場合、
退職から5か月ほどたっています。
※以下は管轄のハローワークで判断の
違いもあると思いますので、必ずご自身
でご確認ください。
私は、この満期5か月を迎える前に
店舗の物件が決まりました。
そのため、再就職手当に切り替えようと
考えていました。
自営業の開始であっても失業手当の給付
期間が一定日数残っていれば
再就職手当を受け取ることができます。
ネットでは、「自営業開始の意思は店舗
不動産の契約でもみなされる場合がある」
との意見も散見されたので、契約前に
ハローワークに電話をしました。
「現在、失業手当を受給していますが
自営業を始めようと思い、物件の
契約をします。再就職手当に変更したい
ので手続きを教えていただけますか。」
と聞いたところ
ハローワークの職員より
「店舗契約のみですか？それでしたら
自営業開始とみなされないですよ。
開業届を提出したら失業手当は給付
できなくなりますが、それまでは受給を
続けてはうかかでしょうか。」
と助言をいただきました。
再就職手当は失業手当より減額となるため
この電話1本で安心して受給を続けることができました。
結局、開業届を提出できる状況になった
のは失業手当の満期終了から
2週間ほど経ったころでした。
自治体によっても対応や認識は違うと
思います。開業するに当たって何でも
直接確認する癖はつけておくことが大切だと感じています。
ハローワークの対応が悪いって本当？
ネットではハローワーク職員の対応が悪いなどの口コミを見かけます。
私は、失業手当受給中に引っ越しを
したので、東京23区内の
２つのハローワークを経験しました。
どちらもこちらが普通の対応をしていれば丁寧に応じてくれます。
ただ、中には待ち時間が長いことに
怒鳴り散らかしたり、
丁寧に説明していることに対して
「わかんないよ！」と怒っていたり
する方も見受けられたので
そういった方にはそれなりの対応に
なってしまうかもしれません、、、
結局、失業手当は受給した方がよいのか？
これに関しては、どれだけのスピードで開業できるかによると思います。
個人的には
退職から開業まで１～2か月以上空く
のであれば申請して損はないかと思います。
申請をしておくことで給付制限中に
開業できたとしても再就職手当の受給が可能になります。
逆に言えば、失業手当の申請をして
おかなければ再就職手当の受給は出来ません。
開業において1番心配となる”お金”
退職してからはバイトでもしていない
限りお金は出ていく一方です。
これまで頑張って働いて雇用保険に
徴収されていたお金を少しでも損が
無いよう受け取ることが生活の安心に繋がります。
多少、手間や時間は取られますが
制度を利用することは自分の経験
にもなりますし、こういった制度を
賢く活用して１つでも不安をなくして開業準備を進めましょう。
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