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会社員辞めてから接骨院開業まで-序⑥-


▶開業まで

問題は、担当者が立て続けに2人も飛んでしまった委託先と

エリアマネージャーの折り合いが悪いことだった。

自分のところの担当者が2人も、しかも3か月以内にとんだのだ

こちらへの委託先から見れば、不信感がたまるのも頷ける。

もともと、新しいエリアマネージャーの就任早々に

委託先の管理者からぶち切れられているのである。

その件から、ずーーーーっとうまくいっていなかった。

ずーーーっとうまくいっていないのに、これからも上手くいくはずがない。

見事に板挟みにあい、過剰な報連相が絶対となった。

救いだったのは、Bさんが楽観的であったし、

ある程度年齢も経験もある方だったので、無駄な説明が必要なかったし

モヤモヤするようなことも受け入れるのが早かった。

委託先の責任者との間も上手く取り持っていて、

エリアマネージャーの不安とは相対して、関係性を順調に築いていた。

________

ドタバタも少し落ち着いてきたころ、後任の新入社員Dが配属された。

基本的に私に付きっ切りとなりOJTでひたすら引継ぎを行う。

なんせ、1か月後に私は退職し、新入社員のD君は一人で担当することになるのだ。

そして最終出勤日まで、出勤日が10日しか残っていなかった。

年下で、やる気のあったD君は詰め込み気味の仕事にも

前のめりで覚えていた。

私の前職である、柔道整復師と似た種類の国家資格を持ったD君は

素直で引継ぎもスムーズに行えた。

入社後1週間までは_____

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