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会社員辞めてから接骨院開業まで-序⑦-


▶開業まで

D君は、積極的に質問してきていたし、

業務を覚えられているかテストしてほしいと運転中は、口頭での業務確認をお願いされていた。

ある日、他エリアの担当者にD君の初めての契約同行をお願いした。

帰ってきたD君の様子が明らかにおかしい。

ここまで変わるか、、、?というくらい

話は聞いていないし、言ったことも覚えていない。

覚えていないどころか聞く気もない。

目もなんだか精気を失っている。

私は、初めての現場で疲れたのかなーくらいに考えていた。

しかし、次の日になってもその態度は変わらず、

こちらがイラついてしまうほどの態度になっていた。

ちょうどいいところにエリア代表が巡回で来てくれ、D君をランチに誘い出してくれた。

ランチへ行く途中、エリア代表もすぐにD君の様子の変化に気づき仕事の電話のふりをして

私に電話をかけてきた。

代表「D君、、、変じゃない?なんか聞いてる?」

私「聞いてはないんですけど、契約同行から帰ってきてから様子が違うんです。」

代表「やっぱりそうだよねぇ。あからさまだよね。」

私「リアルを見てギャップを感じたのかもしれないです。」

代表「うーん、わかった!とりあえず話してみる!」

2時間半くらい経ったころ、2人が帰ってきた。

エリア代表は仕事のため、また別の場所へ行ってしまった。

D君はといえば相変わらずで、何もやる気のない抜け殻がそこに座っているようだった。

しかし、私もやめることが決まっている。

リミットがあるのだ。

やる気があるとか無いとか関係なく、仕事は仕事なので

めいいっぱい詰め込ませた。

車の中の会話でD君は、

自分もいつかは独立したい。

と言っていたので、これから辞めて独立する私を前にすると

羨ましくなってしまったのかもしれない。

私としては、仕事は暇だったがD君にそんなことは伝えず

独立するなら、この会社では

・営業力

 電話対応や社外とやり取りする際のマナー、メール対応、マーケティング

・予実管理

・簡単な会計知識

など、コメディカルの現場にいるだけでは学べないことが

たくさん身につくから、エリア代表の近くで仕事すれば

独立の時にすごく役に立つと思うよ。

と、なるべく前向きになることを伝えていたつもりだった。

でも、仕事を目の当たりにしたときに思ってたのと違ったのだろう。

まあ、仕事とはほとんどそんなもんだと言ってしまえばそんなもんだが

「若さゆえ。」なのかもしれない。

D君はさておき…

私は取引先へのあいさつ回りや引継ぎ資料作成、他部署の方へのあいさつなど

を着実に終わらせ、最終出勤日を無事終えた。

とうとう本腰を入れて開業準備を!と言いたいところだが、自分に甘い私は1か月は何も考えずに生きようと決めており、だらだらと過ごした。

次回から、開業準備について書いていきます!

ちなみに、D君は1か月で退職しました。

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