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会社員辞めてから接骨院開業まで-序①-


▶開業まで

「仕事がおもしろくない。」

新卒から5年以上働いた接骨院を退職。手に職系の仕事ではありがちな話ではあるが、残業代がでない・有休が使えないのは当たり前・給料は頭打ちな会社に嫌気がさし辞めた。

転職先の条件は、

  • 土日祝休み
  • 18時定時
  • 有休を取得しやすい

を優先順位に前職とは違う業種で探していた。

実際には、退職前から転職活動を始めた。

管理職だったこともあり退職は6ヵ月前に申告しなければならないという理解不能な規則があったため、退職後の準備をするには十分すぎる期間があった。

まずは、某大手転職サイトの転職エージェント利用に登録。

立派なビルの自動改札みたいな機械を通って、高層階へ。個室の面談ブースへ行くと人のよさそうな男性担当者があらわれた。退職を決意するまでのおもいや、どんな仕事をしたいか、希望条件など、たくさんのことを聞かれた。人見知りであり、自己開示が苦手な私はうまく話すことができず(取り繕ってしまう)終始笑顔で担当者の話を聞きながら、ひたすらに頷いた。

希望条件で探すのであれば、営業職も視野に入れましょう。

そう言われ (営業…まじか…) と思ってはいたが、仕事が見つからないことが一番困るので、「営業も含めて探してみます!」と、いい笑顔で希望では無いことを答えてしまった。

後日、担当者からのメールに営業職の求人があった。エージェント利用しているため、応募はボタン1つでできてしまう。「んー…年収は少し下がるけど希望条件3つは満たしてるし、時給換算したら前職よりは断然いいから応募するか!」と応募してみた。

書類審査は通り、後日面接___

事前の連絡では、面接は人事部2名で行われると記載があった。

当日出てきたのは、強面の男性1名。しっかりしたガタイと圧力からとても人事部とは思えなかった。

面接で簡単な自己紹介と職務経歴を話した後は、ひたすら会社紹介と業務内容の説明。うんうん。ふんふん。と話を聞いているとその場で内定。(最後に名刺を渡され面接官が代表取締役であったことを知る。)

え…?

えっ?!!

入社するかの返答は1週間以内にください。とのこと。

とりあえず面接は終了し、担当エージェントへ連絡。

担当「すごいですね!この会社で内定者でるの久しぶりですよ!!」

(えー…そうなの…?)

私「でも、その場採用なんてよっぽど人足りてないんじゃ無いですか?」

担当「いえいえ、過去に何名か受けたことがありますが、採用者出たのは久しぶりですよ!」

私「そうですか…」

とりあえず、考えたいから電話を切る。

2週間後には、前職より給料のいい会社の面接が控えていた。

しかし、返答は1週間以内。

しかもまだ退職まで4ヵ月以上残っている。

どうしよう…土日祝休みだしな…年休120日以上だしな…有休以外に夏休みと冬休み取れるしな…でもまだ面接1社目…給料下がるしな…社用車で通勤できるしな……

てかもう面接とかめんどくさいしな!!!

入社します!!!!

担当「いやー!本当にこの会社で採用者でるの久しぶりですよ!」

…世間知らずすぎてこの担当者いい人に見えてたけど、今なら絶対疑ってかかる。

入社したこの会社は離職率高すぎて、バンバン新しい人採用されてました。

無事に新卒から勤めた接骨院を退職。余りまくった有休全ては消化できなかったけど、有休と定休(シフト制だった)あわせて丸々1ヵ月休んで退職。

1ヵ月間は、旅行やゴルフ、飲み会であっという間に過ぎ去り

いよいよ入職

____②へ続く (まだ開業しません。)

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