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会社員辞めてから接骨院開業まで-序②-


▶開業まで

1ヵ月間の無職期間(有休消化期間)を過ごし、いよいよ入職。

直属の上司は年上の女性(課長)。優しくて、謙虚で人当たりがよく、とても気を使ってくれる人だった。入社後1ヵ月はOJTでこの上司の営業についていくだけのため、ひたすら車で同行の日々だった。

課長の電話は常になりっぱなし。車での移動中は、ハンズフリーで通話しているのが常だった。営業から戻ってからも書類作成、部下の進捗チェック、打ち合わせなど遅くまで残業していることは日常のようだった。

残業こんなにするなら前の職場と勤務時間変わらないのでは…?

一抹の不安を覚えながら、OJTを終えた。

委託先へ配属されてからは、先輩社員と2人態勢での仕事となった。その先輩は、どうやら退職したいらしく、車移動中はしょっちゅう転職活動について聞かれていた。今まで、3回以上上司に退職を申し出たが、3回ともうまく説得され退職に失敗?しているようだった。私からのアドバイスとしては、「退職したいと思っているんですけど…。」ではなく、「退職します。」にしたらいいんじゃないですか?くらいしか言えなかったのだが、それがのちにトラブルを招く結果となった___

その後も残った有休の取得方法など退職のリアルを質問された。

一応入社したてなんだけどなーと思いつつも、夢と希望をもって入社したわけではないので、会社での立ち回り方や、人間関係、派閥などの上司に聞けない内情をきくことができるため、車内の時間は貴重であった。

先輩と同行の日が1ヵ月が経った頃、先輩から突然「私今月末で退職することになりました。」と告げられた。

私「おめでとうございます?!」

先輩いわく、本当は、3か月後に辞めると伝えたけど一番上の上司(子会社の代表取締役)から「今月いっぱいで来なくていい。有休は買い取る。」と言われたそう。

どうやら逆鱗に触れたようだ。

後々課長から話を聞くと、過去に3回の失敗があった先輩は”今度こそは!”という思いから、「3か月後の5月に辞めます。残ってる有休はまとめて最後の1ヵ月で使います。」とメールで代表に送っていたようだ。

メールを受けた代表ぶち切れ。

入社3か月目にして、1人立ちデビューすることになった私。

ぶち切れた代表は、私の面接を担当した人だった。

なぜか、面接のときから気に入られてしまい、「お前なら大丈夫。できる。」と体育会系な言葉を投げられ、人手不足のため出来ませんとも言えずかなりバタバタした状況の中、仕事を引き継ぐことになった。

_____辞め方、考えましょう。

不安を抱えながらの1人立ちだったが、本当に何とかなった。

課長が優しかったこともあり、忙しい時間を縫ってサポートしてくれていたことが大きい。なんとなく仕事のペースもつかめてきた頃、課長が産休に入った。

さみしすぎる。

めでたい!けど、さみしい!!

またもや人手不足のため、後任がおらずぶち切れ代表が直属の上司になることに…

可愛がられてはいたが、代表ということもあり、気を遣う。

わからないことは気軽に聞ける、はずがない。

うーーーーーん、さみしい。

同じエリアには、よく怒られる同僚男性が2名。なぜそんなに怒られるのか不思議なくらい怒られる2人であったが、心の折れない2人だった。

課長が産休に入って最初のミーティングの後、少し雑談タイムに入っていると唐突に代表が真面目な顔になり、口を開いた______

③へ続きます。

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